マーケティングに有効なSNS活用法とは?ステマの功罪

マーケティングに有効なSNSの活用法 未分類

今やマーケティングにSNSは必須の世の中です

新商品や新しいサービス、キャンペーンなどの告知を始めとするマーケティングの代表例に挙げられるのがテレビCMですが、今や一番にネットを使う時代になったと考えていいでしょう。

SNSをマーケティングに使うメリットとは?

1人1台スマホを持っているのが当たり前の世の中になり、ツイッターやフェイスブックなどのSNSの利用者も年々増えています。こんな時代だからこそ、そのようなSNSをマーケティングに利用しようと考えるのは当然のことで、2020年度にはテレビCMに使われた広告費より、SNSを始めとするネットへの広告費の方が上回ったという試算もありました。

SNSをマーケティングに有効に活用するには、告知する商品やサービスに興味をもってくれそうな人に直接宣伝をするに限ります。

テレビCMではそれを流す時間帯を選ぶことで、視聴者の年代や性別をある程度絞って宣伝することしかできませんが、SNSであれば登録者の年代や性別がダイレクトに指定することができます。ターゲットにしている層に集中的に広告を出すことで、テレビCM以上の効果を期待できるという訳です。

SNS自体のシステムを有効に活用できます

SNSに広告を出す時には、そのSNSに「こんな広告を出したい」、「ターゲットはこうしたい」といったような相談ができます。

ターゲットはこうしたい

ツイッターを例にとると、20種類以上のオプションが用意されており、登録者の年代(生年月日による自動判別)、性別を絞って出すことや、タイムラインに流れる時間帯の指定、流す回数などをある程度自由に設定できるようになっています。

そんなことをしなくても、一斉に何度も出せばいいと考えてしまうかも知れませんが、SNSへの広告は決して無料ではありません。出す数や回数によって料金が大きく変わる為、可能な限り無駄なく出せるに越したことはありません。

費用が決まっている場合の活用法

先にこれだけの費用を掛けると決めている場合、その費用が尽きた(出した回数によって費用が都度計上され、決めていた上限に達した)時点で広告をストップするといったことが可能です。

この場合に注意したいのが、あまり低く設定してしまうと、あっという間に広告が出なくなってしまうという点です。SNSへの広告は結構なお金が掛かります。

仮に100万円と設定したとしても、ターゲットの設定次第では5分も経たずにその上限に達してしまうでしょう。

その為、ある程度余裕を見た費用設定をしておく必要があります。もちろんターゲットの設定と出す時間帯などもよく考えることで、無駄のない宣伝が行えるでしょう。

SNSのシステムを使ったマーケティングには、それこそテレビCMが出せるくらいの費用が掛かることも珍しくないのです。

“ステマ”はおすすめできません!

SNSを使った広告戦略で、必ず話題になるのがこの“ステマ”です。これは、「ステルス・マーケティング」を略した言葉で、下手をすると逆効果になってしまいます。

ステルス・マーケティング

ステマはどのように行われる活用法?

ステマとは、ある程度の知名度があり、そのSNS上でのフォロワーが多い人に、特定の製品やサービスなどを広告とは分からずに宣伝してもらう行為を指します。

例えば、ある有名人のアカウントから「毎日の洗顔にはこの〇〇社の△△という製品を使っています!」と発言してもらうことで、あからさまな宣伝ではないものの、こっそり△△を宣伝してもらっていることになります。

このような広告の出し方をステマと表現しており、語源の通り「隠れた宣伝」になります。ですが、それだと分かってしまうと姑息な手段だと思われて、逆効果になってしまいかねません。

有名人にも迷惑が掛かり、いいことがありません

隠れた宣伝

このステマを行うには、有名人に直接依頼をしてそのような発言をしてもらうことになりますが、ステマだとバレた時にはその有名人もノーダメージでは居られないことがほとんどです。

過去に決して安くは落札できないシステムになっているペニーオークションで、「安く落札できた」とステマを行った有名人がしばらく干されてしまったことがあります。

ペニーオークションとは、入札の都度手数料が掛かるシステムのオークションで、簡単には落札できないようなシステムになっていることでその手数料で儲けを出すというビジネスモデルです。それが法令的にどうなのかはさておき、そのようなステマがバレた所為で、すっかり利用者が居なくなり、消えてしまったサイトが多数ありました。

コラボという形でのマーケティングならOKです!

SNSで有名人を使ったマーケティングを行うなら、その発言中に堂々と広告であると記載してもらうコラボ企画が一番です。これは言わば、テレビCMに有名人を使っているのと同じなので、何の問題にもなりません。

有名人から見ると、このようなコラボは企業案件と呼んでおり、どこかに「企業案件です」などと記載があるものはこれに該当します。これがないとステマだと思われてしまいかねない為、現在ではきちんとしたコラボの場合は必ずどこかにそのように記載するようにしています。

SNS自体のシステムを使った広告もいいですが、その時々で話題の人物にコラボを依頼することで、その広告を見た人からの反応が期待できます。

今やSNSを使ったマーケティングは、テレビCM以上に効果に期待ができると考えていいでしょう。ですが、出し方を間違えると費用が掛かるだけになってしまう場合もあるので、ターゲットや出す時間帯などを細かく指定することが大切になります。

有名人を使ったマーケティングもいいですが、決してステマではなく、正式なコラボとして出すことが求められます。ステマはどれだけ巧妙に行ったとしても、すぐにバレしまうと考えてください。

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